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兵庫県の南西部に位置する町。7月上旬から8月中旬にかけて、時期を少しずつずらし、開花するヒマワリ畑は、全6地区合計約23.8ha、約120万本が咲き誇り、規模だけなら国内で最大のヒマワリ畑の地。林崎地区の南光スポーツ公園がメインの「佐用町南光ひまわり祭り」。畑一面に広がるヒマワリが見事で、ヒマワリ迷路などアトラクションも楽しめる。さらに絵になるのが宝蔵寺地区が山間に咲き誇り、一面黄色のじゅうたんを敷きつめたようで、訪れた人々の目を楽しませる。また、この地のヒマワリ畑は、ヒマワリの種から採れる油をボディソープや料理に活用しようと､1990年から町内の休耕田を利用して始まった。祭り期間中やヒマワリの種で造られたドレッシング、アイスクリーム、ボディソープなども販売。また、町内にある「ひまわり館」でもヒマワリ関連の商品が販売されている。

道明寺天満宮は、学問の神として知られている菅原道真公が奉られている。そのため、境内にある梅園には、菅原道真公とゆかりが深い80種800本のウメを観ることができる。参拝者の目の高さで梅を観賞できるように、梅の剪定を何度か行われているので美しいウメをじっくり楽しめる。主な品種は、「常成梅」、「寒紅梅」、「枝垂梅」などがあり、いずれも2～3月には見事に咲き誇る。例年、ウメの花の盛りの時期には『梅まつり』も開催され、奉納行事として野点茶会が行われるほか、盆梅展などのイベントもある。また、2月25日には梅花祭もあり多くの人が集う場になっている。また、寺とは道路を隔てて隣接している宝物館には、道真公の遺品である青白磁円硯などの国宝6点を含む、数多くの社宝が納められている。梅園は、そのみごとさから「大阪みどりの百選」に選ばれている。

長居公園内にある大阪市立の植物園。公園内の約3分の1を占める自然の植物園には、四季を通じていろいろな花が咲き、約1000種もの樹木が茂る。生きた化石といわれるメタセコイヤやセコイヤなどの代表種によって、古代の樹林を再現している。冬は園内にニホンズイセン、ツバキ、サザンカなどが咲き誇るが、一番の見所はライフガーデンに咲く、早咲きのナノハナの一種である「寒咲きハナナ」が約36万本が1200m²ほどの広さの花畑に咲き誇る。黄金色に輝く絨毯のようになり、まさに、ここだけが春が訪れたような雰囲気。一足早い春を感じられそうだ。また、園内には、大阪市立自然史博物館と花と緑と自然の情報センターがある。